多レンジ型レーザドップラ振動計 V1002
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適用事例 『ハードディスクドライブ(HDD)の振動測定』

【 フライングヘッド部の振動測定 】

        写真1 フライングヘッド部


ハードディスクドライブ(HDD)のフライングヘッドの測定例です。(写真1)
ディスクが回転している時の測定を行いました。

図1に測定結果の一例を示します。
上段が振動変位、下段がFFTによるパワースペクトルです。
モータの回転数(5,400rpm)を示す周波数(90Hz)のピークとその高調波を確認することが出来ます。

図1 測定データ

測定条件
使用機器
V1002
速度レンジ
0.01m/s/V
ローパスフィルタ
25kHz
ハイパスフィルタ
0.1Hz


【 ディスクの面振れ測定 】

    図2 標準仕様レーザドップラ振動計にて測定


〜 HDD面振れ専用光学システムの有効性 〜

標準仕様のレーザドップラ振動計を用いて高速回転仕様のHDD面ブレを測定した場合、ディスク内周付近で測定データにスパイク状のノイズが発生します。(図2)

HDDの振動解析ではこのスパイクノイズの高次成分が測定下限値を悪化させ正確な振動周波数解析が出来なくなります。
HDD面振れ専用光学システム(特注)を使用すれば、このスパイクノイズを発生させず、正確な振動解析が出来ます。(図3)

図3 面振れ専用光学システムにて測定

測定条件
使用機器
V1002
速度レンジ
0.01m/s/V
ローパスフィルタ
250kHz
ハイパスフィルタ
0.1Hz
測定光学系
図2データ測定時:標準光学システム
図3データ測定時:面振れ専用光学システム(特注)